【2026年末が期限】あなたのWordPressは大丈夫?PHPサポート終了で”サイトが突然動かなくなる”リスクをわかりやすく解説

「サイトが、ある日突然真っ白になった」
先日、こんなご相談をいただきました。

昨日まで普通に見られていた会社のホームページが、今朝アクセスしたら真っ白で何も表示されないです‥
原因を調べると、サーバー側のPHPというプログラムが新しいバージョンに切り替わり、古いWordPressやプラグインがそれに対応できず、サイト全体が止まってしまっていたのです。
結論から言うと、PHPを長い間ほったらかしにしているサイトは、ある日突然このように動かなくなるリスクを抱えています。
そして2026年は、そのリスクがとくに高まる年です。
この記事では、Webの専門家ではない経営者の方に向けて、「PHPのサポート終了とは何か」「放置するとどうなるのか」「今すぐ何を確認すればいいのか」を、できるだけかみくだいて解説します。
そもそも「PHP」とは?


PHPとは、WordPressで作られたホームページを動かしている”エンジン”のようなものです。
車にエンジンが必要なように、WordPressのサイトはPHPというプログラムの上で動いています。
普段は表に出てこないので、経営者の方が意識することはほとんどありません。
ですが、このエンジンが古くなったり、サポートが切れたりすると、車と同じようにある日突然止まってしまうことがあるのです。
なぜ今あぶないのか|PHPには「サポート期限」がある


PHPには、パソコンのOSと同じように「いつまで安全に使えるか」という公式のサポート期限が決められています。
期限を過ぎたバージョンは、新しい弱点(セキュリティホール)が見つかっても修正されなくなります。
公式サイト(php.net)が公表している期限は、次のとおりです。
- PHP 8.0:すでにサポート終了(2023年11月)
- PHP 8.1:2025年12月31日にサポート終了(=すでに終了済み)
- PHP 8.2:2026年12月31日にサポート終了(=今まさに期限が迫る)
- PHP 8.3:2027年12月31日まで
- PHP 8.4:2028年12月31日まで
出典:PHP公式「Supported Versions」 https://www.php.net/supported-versions.php
つまり、8.0はとっくに期限切れ、多くのサイトで使われてきた8.1も昨年末で終了しました。
そして今、非常に多くのWordPressサイトが使っている8.2も、2026年末に期限を迎えます。
「うちは数年前に作ったきりで、何も触っていない」というサイトほど、この期限切れのPHPで動いている可能性が高いのです。
古いPHPを放置すると、どうなる?(3つのリスク)


リスク①:ある日突然サイトが動かなくなる
多くのレンタルサーバーでは、古いPHPが使えなくなると自動的に新しいバージョンへ切り替えられます。
その際、WordPress本体やテーマ、プラグインが新しいPHPに対応していないと、冒頭の例のようにサイトが真っ白になったり、エラーで表示されなくなったりします。
会社の「顔」であるホームページが止まれば、問い合わせの機会損失や信用の低下に直結します。
リスク②:セキュリティ事故・乗っ取りの標的になる
サポートが切れたPHPは、新しい弱点が見つかっても修正されません。
その弱点は攻撃者にとって”開けっ放しの入り口”となり、サイトの改ざんや乗っ取り、個人情報の流出といった事故につながります。
実際、古いソフトを放置したサイトが被害に遭うケースは後を絶ちません。
リスク③:表示が遅くなり、プラグインも使えなくなる
新しいPHPは、古いものに比べて動作が速くなっています。
古いままだとサイトの表示速度が落ち、訪問者の離脱やSEO評価の低下につながります。
さらに、新しいプラグインやテーマは古いPHPに対応しなくなっていくため、「使いたい機能が入れられない」という状態にも陥ります。
【自己診断】あなたのサイトは大丈夫?


まずは、次のチェックで自分のサイトが当てはまるか確認してみてください。
確認すべき人(要注意):
- 数年前にサイトを作ったきり、更新していない
- 制作会社との契約が切れ、今は誰も保守していない
- WordPressの管理画面に「更新してください」の通知が溜まっている
- 自分のサイトのPHPバージョンを知らない
とくに問題ない人:
- 保守・運用を業者に任せていて、定期的に更新されている
- PHPが8.3以上で運用されていることを確認済み
自分のPHPバージョンを確認する方法
WordPressの管理画面から、簡単に確認できます。
①管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」


②「情報」タブを開く


③「サーバー」の項目を見ると、現在使われているPHPのバージョンが表示されます。


ここが8.2以下になっている場合は、早めの対応を検討したほうが安心です。
どう対処すればいい?(自分でやる vs プロに任せる)
対処法は、大きく2つあります。
方法A:自分(社内)でPHPを更新する
メリットは、費用を抑えられることです。
デメリットは、更新の前にWordPress本体・テーマ・プラグインすべての互換性を確認する必要があることです。
確認せずにPHPだけ切り替えると、かえってサイトが止まる危険があります。
バックアップの取得や、テスト環境での事前確認など、ある程度の専門知識が求められます。
方法B:制作会社・保守業者に任せる
メリットは、互換性チェック・バックアップ・更新作業・万一のときの復旧までまとめて任せられることです。
デメリットは、保守費用がかかることです。
ただし、サイトが止まったときの損失や復旧費用を考えると、毎月の保守で”止まらない状態”を保つほうが結果的に安く済むケースが多いです。
まとめ|「確認」だけでも今すぐを
ここまで見てきたように、PHPのサポート終了は、放置すると「ある日突然サイトが止まる」「乗っ取られる」といった深刻なリスクにつながります。
そして2026年末には、多くのサイトで使われているPHP 8.2が期限を迎えます。
とはいえ、要素も技術も多く、「自分でどこまでやればいいのか分からない」というのが正直なところだと思います。
まずは、この記事の手順で自分のサイトのPHPバージョンだけでも確認してみてください。
そのうえで、「8.2以下だった」「確認の仕方が分からない」「対応をまるごと相談したい」という場合は、お気軽にご相談ください。
岐阜県を中心に、WordPressサイトの制作から保守・運用までサポートしています。
無理な営業は一切いたしませんので、「うちのサイトは大丈夫?」という確認だけでも歓迎です。
お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡くださいませ。








